猫を飼っていると、生き物なので必ず病気にかかります。
猫の病気は放置しているとすぐに悪化してしまうものもあるので、早めの予防や対策をすることが大切になってきます。
思ってもいなかった病気にかかってしまうこともあるので、私が飼っている猫で実際にかかったことがある病気や、猫がかかりやすい病気などをまとめてみたのでチェックしてみてください。
病気の予防をしよう
猫がかかりやすい病気はたくさんあります。
ですが、病気の中でも予防ができるものもいくつかあります。
外で飼っている猫ちゃんも、家の中で飼っている猫ちゃんも、やっておいたほうがいい病気の予防方法を紹介します。
病気にかかってしまってからだと予防をしても遅いので、何もない健康なうちから予防はしっかりとしておきましょう。
3種・5種混合ワクチン
ワクチン接種は人間と同じで、予防接種です。
生後2~3ヶ月で2回接種し、その後は年1での予防接種を打つことになります。
予防接種をすることで、猫風邪などの予防をすることが出来ます。
予防接種で予防できる病気は、かかってしまうと中々完治することが難しく長期に渡って治療をしなければいけません。
病気にかかって後悔してしまう前に年に1回の予防接種をしてください。
ワクチン接種の詳しい記事については下記をチェックしてください。
猫のワクチン接種の時期や費用まとめ…室内飼いでも絶対に必要!
避妊・去勢手術
猫を飼っていると出て来る問題の一つに「避妊、去勢手術をするべきなのか」というのがあります。
人によって考えはバラバラですが、私は手術をすることをオススメします。
手術をしない状態だと、猫にストレスが溜まりやすくなってしまったり夜鳴きがうるさかったり、と色々なデメリットがあります。
避妊手術をする最大のメリットとしては、オス、メス特有の病気にかからなくなります。
メスだったら乳がんや子宮、オスだったら精巣の病気にかからなくなります。
実際に昔飼っていた犬が避妊手術をしておらず、子宮蓄膿症で亡くなった経験があるので、繁殖を望まないのならば避妊手術や去勢手術はしておいたほうが良いかと思います。
猫の避妊手術についての体験談…メリットとデメリットを紹介
猫の子宮蓄膿症の症状や予防方法…避妊手術で病気を防ぐことが出来る
寄生虫・フィラリア予防
犬で有名なフィラリア症ですが、猫も注意しなければいけません。
野良猫だった子は特に必要ですし、家の中で飼われている猫ちゃんもいつ感染するかわからないので予防はやっておきましょう。
フィラリアは、蚊が感染源です。
フィラリア症にかかっている犬の血を吸った蚊が、猫ちゃんの血を吸う際にフィラリアが猫の体内に入ってしまうのが感染経路です。
いつどこで感染してしまうかわからないのがフィラリア症です。
今では、フィラリア、ダニ、回虫などにも効果のある「レボリューション」という薬があります。
食べさせる薬ではなく、皮膚に染み込ませるタイプの薬なので非常に楽です。
私の飼っている猫は回虫が出たこともあるんですが、レボリューションで駆除しました。レボリューションすごいです。
蚊が出やすい時期に合わせて毎月投与をする必要があります。
少しでも長生きをしてもらうためにも予防はしておきましょう!
心の病気
私が飼っている猫は心の病気にかかっていました。
今はほぼ完治していますが、寂しいときなどにたまに発症することがあります。
母猫と早くに離された猫などに発症するので、母猫に十分に甘えることが出来ずに育った猫ちゃんは注意が必要です。
ウールサッキング
私が猫を飼っていて一番大変だったのはウールサッキングという病気です。
甘えん坊な猫ちゃんで、母猫と離れるのが早かった子に多く発症します。
発症する時期は個体差があるとは思いますが、マロちゃんは生後6ヶ月頃に発症しました。
ウールサッキングはビニール、布、毛布などを食べてしまう病気です。異食症ですね。
マロちゃんの場合は、ミコちゃんが家に来て環境が変わったことでかなり症状が落ち着き、今では全然ウールサッキングをしなくなりました。
一応上の記事に症状を軽減するための対策を書いてありますが、かなり時間と根気がいります。
愛情を持ってたくさん接してあげてください。
分離不安症
これは家の中で飼われている猫ちゃんならどの猫でもかかる可能性がある病気です。
飼い主と常に一緒にいる環境で、離れるのが怖かったり不安になってしまう病気です。
あまりにも猫が可愛いからといってん猫に常に構っていると、離れた時に不安になってしまうので、家飼いをしている猫は飼い主と適度な距離を置きましょう。
猫の分離不安症の症状や治療まとめ…飼い主が構いすぎないことが大切
多頭飼いだと、他の猫が相手をしてくれるので分離不安症の心配は少ないです。
猫の生活習慣病に注意
人間でも生活習慣病があるように、最近では猫でも生活習慣病があります。
オスもメスも避妊手術をした後は食欲が増し、家で飼われている猫は特に運動をしなくてもご飯がもらえる環境にいるので食べすぎて太りやすくなります。
その結果、運動をあまりしなくなって猫も肥満になってしまいます。
猫の肥満によって起こる病気や対策まとめ…食事と環境を見直そう
人間と同じように、猫も肥満になってしまうと様々な病気のリスクが上がります。
猫ちゃんが太らないように、普段からの運動と食事制限は重要ですよ!
猫が運動しやすい環境を作りましょう。
定期的な健康診断に行きましょう
猫はいつ病気になるかわかりません。
普段元気だったのに、いきなり体調を崩してしまうこともあります。
猫は痛みやケガを隠す動物です。表面上に症状が出ていなくても「実は○○が悪かった」なんてことも結構あります。
病気を防ぐためにも定期的に動物病院へ行って健康診断をしましょう!
健康診断にも簡単なものから徹底的に検査する方法まであります。
健康診断は健康な状態だと「問診・触診」「血液検査」「尿・便検査」が一般的です。
更に詳しく検査をするとなると「レントゲン検査」「超音波検査」があります。
病院によって健康診断の値段も変わってくるので、動物病院で色々聞いてみるのもありだと思います。
健康な猫ちゃんでも年1回の健康診断がオススメです。
少しでも長生きしてもらうためにも、健康診断や行きつけの動物病院は見つけておきましょう。