猫を飼うということは楽しいことばかりではありません。
特に子猫だと良いこと悪いことがわからず、イタズラをしたり噛んでくることがあったりでイラッとする場面が必ず出てきます。
猫との生活に慣れていない状態だと特にイライラすることが多いです。
今回は猫を飼っているときにイラついてしまう場合の対処やしつけの方法について書いていきます。
猫を飼っていて、猫の行動に対してどうしてもイラッとしてしまう方の参考になれば嬉しいです。
私も初めて猫を飼った際に、イタズラされてイライラすることはたくさんありました…。
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猫に対してイラッとしてしまう原因
猫に対してイラッとしてしまう原因をまとめてみました。
- イタズラをする(壁での爪とぎ、家具での爪とぎなど)
- 人間の食事の邪魔をする
- ゴミ箱を漁る
- 遊んでいる最中に本気で噛む
- 夜中の大運動会
- 捕まえようとすると逃げる
- 鳴いてうるさい
一番大きな原因は飼い主が「猫がこんなイタズラするのは思わなかった」と期待を裏切られたと感じる際にイラッとしてしまうのではないかなと思います。
猫と言えば、よく寝て、のんびりしてて、気まぐれに甘えてくるようなマッタリしたイメージを持つ方が多いと思いますが、実際にはやんちゃだしイタズラもたくさんします。
猫(特に子猫)は、とにかくやんちゃなので飼い主が怒って止めたところでイタズラをやめるような賢い子猫は中々いません。
猫は運動神経がすごく良いので、逃げ足は早いし、狭い場所に隠れるし、高い場所にも登っていき、手の届かない場所に隠れたりするので飼い主側からするとからかわれているのではないかとイライラしてしまうことはたくさんあります。
私は今まで猫を5匹飼ってきましたが、叱ってやめるような賢い子は1匹だけでした。
その他の4匹は言っても繰り返すので、イタズラされないように家の中を工夫するしかありませんでした。
猫を飼っている方はまず「猫の習性について知る」ことが大切です。
猫はイタズラするもの
猫はイタズラするもの、だと猫を飼う前から覚悟しておく必要があります。
実際に私も最初は猫はマッタリしているものだと思っていたので、たくさんのイタズラに頭を悩ませました…。
一番イラッとするのは、悪いことだとわかっているはずなのにイタズラをしてダッシュで逃げられることですね…。
私も何回もありました。
この行動は猫からすると、遊んで欲しい!という現れだったのかなと今では思います。
飼い主がイラッとしないためにも、猫がイタズラができない環境をまず作りましょう。
我が家も家の中を色々と工夫して徐々にイタズラされる頻度を減らしていきました。
飼い主がイライラしていると猫もイライラを感じ取ってしまうので怯えて近寄らなくなってしまうこともあります。
猫も人間も楽しく過ごせるように人間側で出来る工夫や対策をすることでイラッとする頻度も減らすことができますよ。
猫にイラッとしないための対策や工夫
猫にイラッとしてしまう原因を突き止めて、その対策や家の中の工夫をしていきましょう!
上記で紹介したイラッとする原因の対策や家の中の工夫について紹介します。
猫のイタズラ対策
猫のイタズラは色々とありますが…一番多いのが「爪とぎ」や「行ってはいけない場所に行く」ことだと思います。
爪とぎは猫ちゃんの習慣になっているため爪とぎ出来る場所を増やすか、爪とぎされたら困る場所には保護シートなどを貼って対策しましょう。
猫に爪とぎをやめさせるのは無理なので、人間側が対策する必要があります。
行ってはいけない場所に関しても同じで、特に子猫にとっては全てが遊びのような感覚です。
「そっち行っちゃダメ!」とか「コラ!」と怒っても、猫は遊んでもらっているようにしか捉えていないので行けないように物理的に対策をするしかありません。
我が家の場合はエアコンの上に登ったりするので、エアコンの上には登れないように柵を作りました。
猫がエアコンの上に飛び乗る対策まとめ…柵を設置しよう!
こんな感じで物理的に行けない環境を作ることが大切です。
何回も何回も危ない場所へ行くときや、猫に邪魔されて作業が進まないときはケージに入れていました。
言っても何回も繰り返すのであれば、一時的にケージに入れるという方法もありです。
猫にケージは必要?…実際使ってみた体験談やメリットまとめ
ハムとマロを飼い始めたときはかなりやんちゃだったので、悪さをする度にケージに入れていました。
繰り返すことで少しずつではありますが、悪いことをするとケージに入れられると覚えていきます。
猫の安全のためにもケージは必要です。
人の食事の邪魔しにくる対策
飼い主が食事をしているときに邪魔してくる猫ちゃんは結構居ます。
実際我が家もハムとマロが小さい頃は、頻繁に食事の邪魔をしに来ていました。
特に魚料理だと全力で奪いに来る猫ちゃんもいます。
人間の食事の邪魔をしてくる場合には、食事の時間だけ別室に閉じ込めるか、ケージ内で待機してもらいましょう。
食事の邪魔されて食事が進まないのであれば、猫を食事の場に来れないような対策をすることが大切です。
私は譲渡会で生後3ヶ月の猫2匹を引き取った際に、食事の時間は毎回邪魔されていたので毎回ケージに入れるようにしたらいつの間にか人間の食事に興味を持たなくなりました。
可哀想だからと1回でも人間の食事を猫に与えたりすると、食べ物がもらえる!と覚えてしまうので絶対に人間の食事は与えないようにしましょう。
人間の食事は猫にとっては塩分も高く、腎臓が悪くなってしまう原因ともなるので注意が必要です。
猫に与えてはいけない危険な食べ物…人間が食べるものは基本的にダメ
ゴミ箱を漁る対策
猫がゴミ箱を漁って困っている場合にはフタつきのゴミ箱に変えましょう。
我が家でも魚のゴミ(さんまの骨)が出た日に、ニオイが強いので猫がゴミ箱に体当りして倒して中身を漁っていた日がありました…。
そこからゴミ箱は徹底して頑丈なものを選んでいます。
猫がゴミ箱を漁る対策方法…ロック付きとフタ付きは必須!
猫がいる家庭では蓋がついているゴミ箱は必須です!
倒れても蓋が開かないものが一番安心です!
猫が本気で噛む対策
子猫だと特に甘噛みを覚えておらず、遊んでいる最中に本気で噛むことがあります。
噛み癖は結構厄介なので早めに直さないと、大きくなっても本気で噛む猫ちゃんになってしまいます。
兄弟がいれば加減を覚えるので心配はいりませんが、1匹だけで飼っていて噛み癖がある場合には注意が必要です。
こちらの記事に対策などをまとめています。
猫の噛み癖の理由と対策方法…子猫のうちにしつけをして直そう
本気で噛む場合は早めに直してあげましょう。
夜中の大運動会
猫は夜行性なので夜中に走り回ります。
スイッチが入ったように全力ダッシュしだすのはまだ良いにしろ、寝ている飼い主のお腹の上を走っていったりすることもあってイラッとすることもよくあります。
猫が走り回ることに関しては、寝る前にたくさん運動させれば問題ない…と言いたいところですが多分すぐに元気になって走り回ってしまいます。
猫が暴れまわって眠れない場合には猫を寝室に入れないようにするか、猫の生活サイクルを人間に合わせましょう。
猫は夜行性ですが、家猫になることによって昼間活動して夜眠る生活をしている猫ちゃんも意外と多いです!
捕まえようとすると逃げる
何か悪いことをしたときに捕まえようとすると猫って逃げますよね。
猫にとっては、怒られているという感覚はなく追いかけっこをしているような気分になっています。
なので捕まえたいときは、いつもどおりにさりげなーく歩いていっていきなり抱っこするくらいのほうが簡単に捕まえることが出来ます。
今にも捕まえるぞ!という声と顔でダッシュで追いかけたら確実に逃げられてしまいます。
捕まえたい場合には普段どおりで近づくのが一番楽です。
鳴いてうるさい場合
猫が鳴くのは基本的に何か欲求をしているときです。
トイレが汚れていないか、お腹が空いていないか、遊んでほしいのか…何か猫にとって不満がないか確認してみてください。
それでも鳴く場合には構ってほしい可能性が高いです。
ある程度遊んだり構ってあげた後も鳴いてしまう場合には、放置しましょう。
鳴けば相手をしてもらえると猫が認識してしまうとそれこそ大変です。鳴き続けてしまいます。
甘えん坊の猫ちゃんになると「分離不安症」という病気もあるのでそちらもチェックしてみてください。
猫の分離不安症の症状や治療まとめ…飼い主が構いすぎないことが大切
病気の可能性が疑われる場合には動物病院へ連れていきましょう。
スポンサードリンクしつけで叩くのは絶対にダメ!!
初めて猫を飼う場合や、慣れない猫との生活にイライラしてしまう人は多いです。
イタズラをされたりしてイラッとしてしまってもしつけとして叩くのは絶対にダメです!
人間が叩くと猫にとってはかなり強い力なので、頭でもお尻でも何かしら障害が出てしまう可能性があります。
そして叩かれた側の猫ちゃんも人間に対して持っていた信頼が一気になくなり、飼い主のことを「怖い」と感じてしまい怯えて生活するようになってしまいます。
猫に対してつい手が出てしまう状態にまでなってしまっているのなら、精神的にかなり参っておりノイローゼ気味になっている可能性があるので、猫を里子に出すという考えも頭に入れておきましょう。
猫の飼育がどうしようもないくらい大変だと感じてしまっている場合には、お互いに不幸になる前に手放すという選択もありだと思います。
しつけは根気が必要
猫のしつけは根気が必要です。
猫は言っても理解しないので、基本的には人間側でイタズラや危ないことをしないように対策をすることが大切なのですが、それでもダメなものはダメだと教える必要があります。
繰り返し繰り返し、しつけをすることで徐々に覚えていってくれます。
猫のしつけ方法まとめ…叩いたり尻尾を引っ張るのは絶対にダメ!
しつけ方法はこちらにまとめてあるので目を通してみてください。
猫は2~3歳まではやんちゃ
子猫の時期って一番やんちゃで手がかかる時期でもあるのですが、猫は2~3歳くらいまではかなりやんちゃです。
我が家の場合、ハムとマロがマッタリ過ごすようになったと感じたのは5歳くらいからですね…。
私が飼っているハムちゃんとマロちゃんは元々はかなりのやんちゃ娘だったので2歳すぎくらいまではケージが大活躍していました。
電気コードを噛む、冷蔵庫の上に登る、カーテンに登る、ベッドの下に逃げ込む(人間の手の届かない場所)などなど、その度に色々と対策をしてきました。
ケージがないと四六時中猫に振り回されてしまう生活になってしまうので飼い主のほうが精神的に参ってしまいます。
家事に集中したいときや猫が危ないと感じたときはケージに入ってもらう時間もお互いに大切です。
もちろん猫にも自由な時間は必要ですが、どうしても構うことができない時間はケージを使いましょう。
実際の経験から断言できますが、猫と一緒に暮らしてて安心できるまではケージは重要です。
スポンサードリンクまとめ
猫との生活に慣れていないと、少しのイタズラなどでもイラッとしてしまいます。
それが積み重なってくると猫を見るだけでイラッとしてしまうかもしれません。
猫との生活に慣れてくると「どうしたらイタズラされないか」「猫が触れないようにするには」という対策を考えるようになるのですが、慣れていないとどうしても猫に対して怒ってしまうんですよね。
猫は怒ればやめてくれる、という期待があるからイラッとしてしまうんです。
猫は怒ってもやめません。言葉が通じない赤ちゃんと一緒だと思ってください。
猫は基本的に好奇心旺盛で何に関してもイタズラしているという自覚はなく遊んでくれていると思っているので、危険だと思うものには猫が触れない、行けない対策を飼い主がしてあげましょう。
ケージなどを使い物理的に対策をすることによって猫ちゃんへのイライラも軽減されるのではないかなと感じます。
ケージは慣れると猫にとっても安心できる空間になるので、メリットばかりですよ。
成猫になればケージは必要なくなるかもしれませんが、子猫のうちは必ず使いましょう!
少しでも猫との接し方について参考になれば嬉しいです。