猫にケージは必要?…実際使ってみた体験談やメリットまとめ

ハムとマロ

私の家の猫ハムちゃんとマロちゃんは拾って飼うと決めてからはケージを買って、子猫のうちはケージの中で過ごさせていました。

猫をケージに入れる、と聞くと「かわいそう」と思う人が居るかもしれませんし、私自身も最初はいらないと思っていました。

ですが実際に猫を飼ってみて、初めて猫を買う場合や子猫を飼う場合には必要だと感じました。

猫は意外と狭い空間が好きなので、子猫のうちから安心できる空間にしてしまえば猫にとってとても居心地の良い場所になりますよ。

私が実際に猫を飼ったときにケージを使った体験談も含めて、ケージの種類やメリットを書いていきます。

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猫にケージは必要?

猫は自由気ままに生きているイメージがあるので、猫にケージは必要ないのでは?と思う人も多いかもしれませんが個人的にはケージは必要だと思います。

特に良いこと悪いことの判別が出来ない子猫のうちは、どんな悪いことや危ないをするかわからないので安全面を考えてケージに入れておくと安心です。

猫は運動能力が高いので、どこでも登っていきますし、テレビなどの線もかじってしまう危険があります。

実際にうちの猫は小さいころにパソコンの線?ケーブル?をよく噛もうとしていました。

部屋に何もない猫専用部屋を作れるなら、安心して放置しても良いですが猫部屋を作れない場合は危険が多いのでケージは必要です。

子猫のうちからケージに入れる習慣をつける

大人の猫を急にケージに閉じ込めてしまうのはストレスが溜まりますし暴れたりするかもしれませんが、子猫のうちからケージに入れる習慣をつけることでケージ=安心出来る場所と覚えます。

私の家では、子猫(生後6ヶ月くらいまで)のうちは小さくて怖かったのでケージの中に入れていることが多かったです。

避妊手術をしてからは、徐々に体力が有り余って活発になってくるので「お留守番の時」と「寝るとき」だけケージの中で過ごしてもらっていました。

ハムとマロ

こんな感じです(笑)

私の家の場合は、人が常にいる部屋にケージを置いて入り口を開けっ放しにしていました。

室内飼いの猫は甘えん坊になる子が多いので、人がいる場所に集まってきます。

猫は人を観察するのが好きなので、ケージの扉を開けっ放しにしていても自然とケージの中に入って一番高い場所から飼い主を観察しています(笑)

気がついたらケージを開けっ放しでも、中に入って休んでいることが多くなっていました。

ケージに入れるには、小さいうちから習慣にして慣れさせることが大切です。

ケージに入れると可哀想?

猫をケージに入れて閉じ込めてしまうのは可哀想だと思ってしまいますが、家の中の危険なものを食べたり噛んでしまったりするよりかは全然良いと思います。

猫は狭いところが好きなのでケージの中でも慣れてしまえば「自分の場所」と覚えるので、慣れが大切です。

猫にとっての安心できる空間を作る、と考えれば可哀想とは思わなくなるのではないでしょうか。

実際にうちの猫は、来客があったときや掃除機をかけるときは必ずと言っていいほどケージの一番上の段に避難していたので、ケージに入ることを嫌がったりはしていませんでした。

先住猫がいる状態で子猫を引き取る際も必要

家に先住猫がいる状態で新しく子猫を迎え入れようと思っている際にもケージは必要になります。

先住猫は家の中を自分の縄張りだと思っているので、新しく子猫が来ると必ず警戒してしまいます。

お互いに慣れるまでは子猫をケージに隔離して距離を少しずつ縮めて行くことをおすすめします。

我が家では新しい子猫2匹を引き取った際にケージを購入しました。

我が家の場合は先住猫と子猫がお互いに慣れてきたら開放する予定だったので2段のものを選択しました。

先住猫と慣れないうちは子猫だけケージで夜寝てもらって、日中家の中を開放して運動させています。

ケージの中で鳴いてしまう場合

ケージの中に閉じ込めると鳴いてしまう猫ちゃんがいます。

可哀想だからと「鳴いたらケージから出す」という癖をつけないようにしましょう。

鳴いたら出してもらえると覚えると、ずっと鳴き続けます。

鳴きすぎて声が枯れてしまうこともあるので、最初に鳴いても無視をすることが大切です。

ケージに慣れていない猫ちゃんは最初は鳴きますが、慣れるまでの我慢です。

ケージ飼いをしようと思っている場合にはまずケージに入れて慣れさせるところからはじめましょう。

ケージの種類

ケージを選ぶ際には以下のポイントをチェックしましょう。

  • 猫は単体なのか複数なのか
  • ケージの高さ
  • キャスターがついているか

子猫用のケージもあるのですが、どっちにしろ猫ちゃんは大きくなっていくので成猫用のケージでOKです!

最初は上の段に登れなくても大きくなるに連れてあっという間に登れるようになっているので大丈夫です!

我が家の猫の場合は、ジャンプで上の段に行けないときは柵を登って上の段へ移動していました(笑)

高さはあればあるほど運動になるので最低でも120センチ以上のケージを探して下さい!

キャスターがついていることで移動も楽ですし、何よりも掃除が楽になるのでキャスターがついているものを選びましょう!

ケージは3段がオススメ

猫のケージには色々な種類がありますが、段があるものがオススメです。

私が買ったケージはこちらです。

こちらは柵がスチールで出来ています。

2匹いるということもあって大きめのケージを購入したのですが、大正解でした。

猫は上下運動が必須なので、こういう縦に長いケージを用意することで上下運動が嫌でも出来るのでオススメです。

3段あることによって、エサの置く場所やトイレ、寝床などを置く場所に余裕があるのも大きいケージのメリットです。

2匹でも一段ずつ眠れる場所があるのでちょうど良かったのですが、1匹でもこれくらいの高さがあったほうが猫は喜びます。

プラスチック素材もある

私がケージを購入したときは知らなかったのですが、今では猫用ケージにプラスチック素材で出来ているものもあります!

プラスチック素材だと猫の走り回る音があまり響かないのと、柵が錆びる心配がないのでいつまでも綺麗な状態で使えます。

ハムちゃんとマロちゃんをケージ飼いをしているときにまさに上記の悩みがあったので、今現在新しい猫ちゃんを拾ったらプラスチックのケージを購入します!(笑)

子猫~成猫の時期になると遊びたいざかりでケージの中でもかなり暴れまわるので音が気になる場合はプラスチック素材がオススメです!

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ケージ飼いでもキャットタワーは必要?

猫は上下運動が必須になるので高いところに登れる場所を作ってあげる必要があります。

ケージは猫が運動できるように3段のタイプが一般的なので、ケージがあればキャットタワーはいらないのでは?と考える飼い主さんも多いです。

猫ちゃんがケージの中に居る時間が長く高さがあるケージならば、無理にキャットタワーを置く必要はないありません。

ただケージはあくまでも猫を飼うためのものなのでキャットタワーのように猫が夢中になって遊ぶような場所ではありません。

ケージをキャットタワーの代わりとして使おうと思うと運動不足になりやすいのでケージの中におもちゃを置いたりなどの工夫が必要になってきます。

3段ケージだけでも運動は出来る

ケージの中にずっと閉じ込めた状態にしてしまうと運動不足になりやすいですが、ケージの入り口を開けておいて自由に行き来できるようにしておくと頻繁に猫が入ったり出たりするので運動にはなります。

子猫のやんちゃな時期になるとケージの側面から忍者のように登って天井でドヤ顔していることもあります(笑)

成猫になると落ち着きが出てくるので、ケージの上下運動だけでは運動不足になりがちになってしまいます。

キャットタワーは猫ちゃんが遊ぶために作られているものなので、猫をケージから出して部屋の中を自由に出来る余裕がでてきたら大きめのキャットタワーも用意しましょう。

ちなみに我が家でもケージ飼いをやめた2歳くらいになってから、しっかり運動出来るようにと大きなキャットタワーを購入しました。

こちらです。

猫のケージを使った感想

実際に猫2匹を子猫のうちからケージ飼いしてみて、良かったことや注意することを書いておきます。

個人的には子猫のうちはメリットがすごく多かったのでぜひ参考にしてみてください。

ケージはしつけで使える

子猫のうちは、やって良いことと悪いことがわかりません。

なので小さい子猫のうちから飼い主がしつけをすることが大切です。

うちの猫の場合は、電気のコードを噛もうとした時やカーテンに登った時、悪さをしたときはケージに入れるようにしていました。

子猫のうちは怒っても理解していないことが多く何回も同じことを繰り返すので、一応怒りはしますが「これをやるとケージに入れられる」というのを少しずつ覚えていくことで悪いこともしなくなります。

ただしやっぱり猫は気まぐれなので、長期戦です。しつけは根気よく続けないと中々覚えてくれません。

猫が危ないことをしたときにケージに入れておけることは、飼い主にとって安心です。

猫の安心できる空間になる

ケージを設置して慣れてくると、ケージの入り口を開けっ放しにしていても猫が中に入っていることが多くなります。

うちの猫は眠くなった時や来客があったときは、ケージの一番上の段で隠れて寝ていました。

家の中で安心できる空間は猫にとってすごく重要なので、ケージがあって良かったと思っています。

ケージの上に布とかかけてあげると、人に見られることも減るので警戒心が強い猫ちゃんは1匹に出来る空間をケージ内に作ってあげることで安心できます。

お留守番や就寝時に安心

子猫はやんちゃなので、家の中に放置するのは危険です。

電気のコードは齧るし、高いところへ登って行くし、狭い隙間があると入っていってしまいます。

人が家に居るうちは良いですが、就寝時や出かけるときに放置しておくのは本当に危険です。

部屋に何もないのなら安心ですが、中々そうでないことが多いので家の中での事故を防ぐためにも目の届かないところにいるときはケージに入れておくと安心です。

ちなみに私の家では、猫が2歳ちょっと過ぎるまでは「就寝時」と「お出かけ」のときだけケージに入れていました。

ウールサッキング時に非常に役に立った

うちの猫のマロちゃんはウールサッキングという病気がありました。

その辺にある布を食べてしまう異食症という病気です。これがまたかなり厄介なものだったんですが、ケージがあることで異食を防ぐことができていました。

マロちゃんをケージから出すと、布団のカバーやらこたつの掛け布団など何でも食べて穴だらけにしていたのですが、布を食べる度にケージに入れたりなどの工夫をして少しずつ改善をしていきました。

しつけと一緒ですが「布を食べる」行為はずっと見ていないと防ぐことが出来ないのでケージに入れておくことで、異食を防ぐことが出来るので当時はケージがあることですごく助かってました。

家に人が居る時はマロちゃんを見張る事ができるので開放していましたが、夜寝るときやお留守番のときは見ることが出来ないので必ずケージに入れていました。

そのおかげで、変な物を食べて重症化することもなかったですし、症状も落ち着いて今は全く布を食べなくなりました。

生後6ヶ月頃から発症したウールサッキングでしたが、3年目になってようやく異食症が治りました。

発症した当時は何でもかんでも食べてたので、ケージがなかったらと思うと恐ろしいです。

ウールサッキングがなかったとしても、子猫のうちは何をするかわからないのでケージは必要だと思います。

猫をケージにずっと入れっぱなしはダメ

ケージを使うと言ってもずっとケージの中に入れっぱなしにしておくわけではなく、人が家に居る時には猫ちゃんを出してあげて遊んであげることが大切です。

ケージにずっと入れっぱなしだとストレスが溜まり、行動範囲も狭いため運動不足になってしまいます。

人が家に居る時はなるべく家の中で自由にさせてあげることで運動不足解消にもなりストレス解消も出来ます。

うちの場合は猫が大きくなるにつれて徐々にケージに入れる時間を短くしていましたが、なるべく5時間以上ケージに入れっぱなしにならないようにしていました。

最終的には家の中で自由に過ごさせるためにも、最初はケージを使ってしつけをしつつ徐々に開放するのが好ましいかな、と思います。

ケージの中も慣れさせ、家の中の行動範囲も徐々に広げていくのが一番理想的です。

ケージの中でずっと過ごさせるのは運動不足になりやすくなってしまうので「就寝時」「お留守番」以外は部屋の中で思いっきり遊ばせましょう。

猫は自分の好きな場所を自分で見つけて過ごすので、しつけが出来たと感じたら最終的にはケージを卒業しましょう!

成猫になるとケージは必要なくなる

私の家の猫は2歳ちょっとまでケージを使っていました。今は3年になりますがもうケージは使っていません。

3階建てだったケージは解体して1階のみにして、トイレとお水飲み場になっています。

3歳になるともう落ち着いているので、悪さをしませんし危ないこともしません。

後から引き取ったミコちゃんも、先住猫に家のルールを教えてもらってるみたいなのでケージにいれなくても全く悪さをしないのでケージに入れずに開放しています。

先住猫が居ると安心ですが、初めて猫を飼う場合や小さい子猫の場合はケージがあったほうが安心です。

ケージがあることで助かったことが私は結構あるので、個人的にはケージは必要だと思います。

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まとめ

実際に私が飼っているハムちゃんとマロちゃんは子猫(生後2ヶ月頃)から2歳すぎまでケージを使っていました。

  • しつけに使える
  • 猫が危ないことをした時にケージに入れられる
  • 猫の安心できる空間になる
  • 就寝時やお出かけも安心
  • ウールサッキング時にも安心
  • 成猫になればケージが必要なくなる

子猫のうちからケージを使っていましたがメリットばかりでした。

子猫は部屋の中で遊ばせていてもヒヤッとする場面は何回もあったので放置出来ません。

成猫になったら落ち着きも出てきて、良いこと悪いことが分かるのでケージは特に必要ないと思いますが子猫のうちはケージ飼いが安心です。
猫にケージが必要かどうか悩んでいる方に少しでも参考になれば嬉しいです。