猫を外飼いするメリット・デメリット…近所迷惑にならないように気をつけよう

猫

猫は自由に生活しているイメージが強いので外飼いをしたほうがいいのではないかと悩んでしまう方も多いです。

今回は猫を外飼いをした際のメリット・デメリットを書いていきます。

家の中で暮らす猫と、外に出て過ごす猫、どちらが良いのか比較して参考になれば嬉しいです。

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猫の外飼いとは

猫の外飼いは、家と外を自由に行き来したり、家の中に入れずに外で飼うことです。

ずっと家の中だけで過ごすわけではないので、いつどのような行動をしているのかしっかりは把握できません。

猫を飼う前に、外で飼うことでのメリット・デメリットをチェックしてみましょう。

猫を外飼いするメリット

まずは猫を外飼いにするメリットを書いていきます。

簡単にまとめるとこんな感じです。

  • あまり構う必要が無い
  • 家の中をボロボロにされない
  • 肥満になりづらい

一つずつ細かく書いていきます。

猫の相手をする必要がなくなる

完全に家の中だけで飼っている猫ちゃんだと遊び相手をしてくれるのが飼い主しかいないため、毎日相手をしてあげなくてはいけません。

ですが外飼いをしていると、飼い猫は外での縄張りのパトロールをしたり他の猫との交流を持つことになるので飼い主があまり相手をしなくても良くなります。

その分猫ちゃんは甘えん坊になるのではなくクールな性格になりやすいですが、忙しい飼い主さんからすると楽ですね。

外飼いをしていると猫は縄張りを非常に大切にする動物なので、日中は外に出て家にいない事が多々あります。

家の中で爪とぎをされづらい

猫を飼っているとどうしても爪とぎ問題が出てきます。

家の中だけで飼っている猫ちゃんはソファや家具、壁紙などで爪とぎをするので家中ボロボロになることが多いのでしっかりと対策をしていかなければいけません。

ですが外飼いしている猫ちゃんは、外で爪とぎをすることが多いので家の中で爪とぎをすることは少なくなります。

今時は外の地面はコンクリートが多いので歩いているだけで自然と爪が削られて、短くなっていることも多いですね。

猫を飼うと爪とぎに悩まされることがほとんどなので、その心配が少なくなるのはメリットです。

肥満になりづらい

家の中だけで飼われている猫ちゃんと比べて外に出ている猫ちゃんは、運動量がかなり多いです。

外に出ると自分の縄張りをパトロールしなければいけないので常にウロウロ歩いていることが多く、他の猫と喧嘩したときにかなり激しくやり合うのでそれが良い運動になります。

家の中だけで生活していると敵もおらず、ご飯は好きなときにたくさん食べられるので肥満になりがちな生活になってしまいます。

家猫と外猫を比べるとやはり外猫のほうが肥満になりづらく、運動量も非常に多くなります。

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猫を外飼いするデメリット

次に外飼いをするデメリットを書いていきます。

  • 交通事故などの思わぬ事故に合う可能性
  • 外で何をしているかわからない
  • ウイルスや病気をもらう可能性
  • 寿命が短くなる可能性
  • ケガをして帰ってくることがある

猫を飼う、となると外飼いはデメリットが多く感じます。

交通事故に合う可能性がある

猫が外に出て生活するということは、外にある危険も常に隣り合わせになるということです。

私の周りで猫を外飼いをしているお家がありましたが、最期は交通事故で亡くなってしまったことが多かったです。

交通事故はもちろんですが、世の中には猫ちゃんを虐待する人間もいます。

実際に外飼いをしていた知人の猫ちゃんが外から帰ってきたら、右後ろ脚が動かなくなっていたことがあり病院へ行くと「誰かに傘か何かで殴られた跡がある」と獣医さんに言われたそうです。

外に出すということはそのような危険もあります。

どこで何があるかわからないという意味では外飼いは非常に怖いです。

近所に迷惑をかける可能性がある

猫を外飼いにしても猫をずっと監視できるわけではありません。

なのでもしかしたら近所のお家に侵入して悪さをしているかもしれないですし、その結果ご近所トラブルになることもあります。

どこで何をしているのかわからない、というのはやはり危険です。

猫を外で飼う場合には、よそで悪さをして保健所に通報されないためにもご近所さんに一言伝えておくのが礼儀かなと思います。

猫を外でウロウロさせる場合には、去勢や避妊手術、予防接種、ノミやダニの予防は必ずしてください。

ウイルスや病気をもらう可能性がある

外に出ると他の猫と接触する機会が増えます。

野良猫はかなり高い確率で猫風邪や猫エイズなどのウイルスに感染しているのでウイルスをもらってしまう可能性があります。

そうなると予防接種をしていたとしても完治は難しいため、寿命が短くなってしまうこともあります。

寄生虫も持っていることが多く、気が付かないうちに感染していることもあります。

他の猫との接触があるということは、病気や寄生虫などに感染する可能性が非常に高くなることを頭に入れておいてすぐに動物病院へ行ける準備もしておきましょう。

ケガをして帰ってくる

猫は上記した通り縄張りを大切にします。

自分のテリトリー内に他の猫が居たりすると大喧嘩が始まります。

野良猫と喧嘩になると本気で引っ掻いたり噛み付いたりするので、ケガをして帰ってくることがあります。

ケガをした際に細菌が入ったりすると悪化してしまうこともあるので、悪化する前に動物病院へ行ける準備を整えておきましょう。

外飼いをする際は対策をしよう

猫を外で飼うとなるとメリットよりもデメリットのほうが多いです。

外で猫が何をしているのかわからないのもそうですし、外には様々な危険がたくさんあります。

猫は外に出れないことでストレスが溜まるわけではありません。

外で過ごしていた猫が家猫になるのは時間がかかりますが、自分の家の中を自分のテリトリーだと認識してくれれば問題はありません。

一回外の世界を知ってしまうとストレスが溜まりやすくはなってしまいますが、家の中のほうが安全に過ごすことが出来ます。

詳しくはこちらの記事にも書いてあります。

猫を飼うときに外で飼うのか家の中で飼うのかは飼い主さんが決めることなので、参考までにメリット・デメリットを知って最期まで面倒を見れる方法で飼ってください。

猫が外の世界を知らないのは可哀想と考える飼い主さんももちろんいますし、それぞれの意見があります。

ただ外で飼う場合には、近所への配慮や事故に合わないための工夫など…猫ちゃんが少しでも安全に生活するために出来る対策はしっかりとやっていきましょう!