ライフステージ別キャットフードの違いと特徴…年齢表示に合ってないエサは与えてもいい?

猫

キャットフードは年齢別(ステージ別)で販売されていることが多いですが、ステージとは違ったキャットフードを与えるのは良いのでしょうか。

成猫が子猫用のキャットフードを食べたり、子猫が成猫用のキャットフードを食べたりして害はあるのかどうか書いていきます。

実際我が家に子猫の状態でミコちゃんが来たときも「同じキャットフードではダメなのかな」と悩んでいました。

この記事ではステージ別のキャットフードの特徴と、年齢に合わないキャットフードを与えない方が良い理由を書いていきます。

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年齢別キャットフードとは

キャットフードは基本的に年齢別で与えるフードが変わってきます。

一般的には子猫、成猫、シニア猫の3種類がありますが、成分的に何が違うのか説明していきます。

子猫用キャットフード

子猫用キャットフードは、ドライフードが食べられるようになる生後1~2ヶ月頃から1歳になるまで与えるフードです。

子猫用のキャットフードには、1番成長する時期に与えるキャットフードなのでとにかく栄養がたっぷり含まれています。

高タンパク高カロリーで、成猫の2倍以上の栄養素が詰まっています。

1歳になるまでの子猫は、とにかく成長が早いので栄養がたくさん必要な時期です。

子猫用のキャットフードでも安価なものだと穀物でかさ増しされており栄養が少ないこともあるので、子猫用のキャットフードを選ぶ際にはプレミアムキャットフードを選びましょう。

子猫のうちから安価なものを与えていると体が弱くなってしまう可能性があります。

成猫用キャットフード

成猫用のキャットフードは、大体1歳~7歳くらいまでの猫が食べるキャットフードです。

成猫用は子猫用キャットフードのように高タンパク高カロリーではなく、成猫に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養がバランス良く含まれています。

猫は肉食なので高タンパクのキャットフードが多いですね。

キャットフードの中でも成猫用のキャットフードは色々な種類が販売されています。

愛猫の健康維持をしていく上でキャットフード選びは非常に大切です。

成猫の時期は1番長く、猫の健康は食べているもので作られていくのでしっかりと成分を調べてから購入しましょう。

キャットフードの選び方についてはこちらを参考にしてみて下さい。

シニア猫用キャットフード

シニア猫用キャットフードは、7歳~の猫ちゃんのためのキャットフードです。

シニア猫になると運動もあまりしなくなり、子猫や成猫のように思いっきり体を動かすことをあまりしなくなります。

なのでシニア猫用のキャットフードは、子猫や成猫用のフードと違い全体的に栄養素が少なめになっています。

栄養が多くなってしまうと肥満になってしまったり、腎臓に負担がかかって尿路疾患の危険もあります。

10歳以上になると徐々に食欲も減ってくるので食べやすいように小さい粒になっていたり、少量で栄養がしっかりと摂取出来るように工夫されているキャットフードが多いです。

年齢表示に合ってないキャットフードを与えても良い?

子猫が成猫やシニア用のキャットフードを食べたり、シニア猫が子猫用のキャットフードを食べたり…年齢に合っていないキャットフードを食べてしまうことには問題はありません。

ただ、年齢に合っていないキャットフードを続けて与えるのは危険なので止めましょう。

一時的に与える(食べてしまった)のは特に問題はありませんが、それを普段から食べるキャットフードにしてしまうと栄養が偏って体調不良を引き起こしてしまいます。

子猫の場合は必要な栄養素が足りずに栄養不足になってしまいますし、シニア猫の場合は栄養過多で肥満になり様々な病気の原因となります。

シニア猫は年齢表示を守ろう

シニア猫になってくると、身体の色々な機能が弱くなってきます。

足腰も弱くなってきて運動があまり出来なかったり、内臓系も弱くなってきて栄養を摂りすぎると内蔵にダメージを与えてしまうこともあります。

ここで栄養たっぷりの子猫用のキャットフードや成猫用のキャットフードを食べてしまうと、体調を崩してしまう原因となってしまいます。

シニア猫は免疫力が低下してきており運動量も少なくなっているため病気のリスクが一気に跳ね上がってしまいます。

老猫にはシニア猫用のキャットフードを与えるようにしてください。

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多頭飼いは全年齢対応キャットフードが安心

1匹飼いや同じ年齢の猫ちゃんの多頭飼いならば年齢にあったキャットフードを与えることが出来ますが、年齢がバラバラな多頭飼いをしている場合は全ステージ対応キャットフードが便利です。

年齢がバラバラな猫ちゃんの多頭飼いをしていると、別々のキャットフードを出した際にお互いのキャットフードを食べてしまうことがあります。

特に子猫と老猫を飼っている場合、子猫のキャットフードのほうが匂いが強く美味しそうなので老猫が子猫用のキャットフードを食べてしまってシニア猫用のフードを食べない、ということはよく聞きます。

そうなってしまうと健康管理も難しいですし、それぞれの食事を用意するのも難しくなってしまいます。

全ステージ対応のキャットフードは子猫から老猫まで、全年齢の猫ちゃんが食べられるキャットフードなので切り替える必要がなく、みんな同じ食事で済ませる事ができます。

多頭飼いで健康な猫ちゃんの場合は全ステージ対応のキャットフードを検討してみてはいかがでしょうか。

年齢別フードは健康管理がしっかり出来る

年齢別のキャットフードの良いところは、年齢によって栄養がしっかりと管理されているので健康管理がしやすい点です。

キャットフードに年齢別で表記されているからといって、確実にその年齢で切り替えなければいけないものではありません。

2、3歳前後があっても問題はないので、ある程度の年齢でキャットフードの切り替えを行っていきましょう。

キャットフードの切り替えもいきなり行うのではなく、徐々に慣れさせていくことが大切です。

多頭飼いの場合は様子を見ながら、環境に合うキャットフードを選択していきましょう。