室内飼いの猫に散歩は必要ない!一回外に出ただけで脱走する可能性が高くなるよ

マロ

猫は外を眺めていることが多いので「外で散歩させたほうが良いのかな?」と悩んでしまう飼い主さんは多いと思います。

ですが室内だけで飼っている猫ちゃんの場合、散歩は必要ありません。

実際猫を飼っていて実感していますが、一回でも外に出てしまうと脱走する可能性が上がってしまいます。

今回は猫に散歩が必要ない理由と猫の脱走について書きます。

猫を外に出したほうがいいか迷っている方は目を通してみて下さい。

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猫に散歩は必要ない?

猫の散歩は個人的には必要ないと思っています。

猫は縄張りを大切にする動物なので、家の中が縄張りになっている状態(室内飼い)ならその空間が猫にとって安心出来る場所になります。

家の中だけが縄張りとなっているなら家の中をウロウロするだけなのですが、一回でも散歩として外に連れて行くと常に外に出たがるようになります。

自分の縄張りとなっている場所を猫は見回りをするので、一回でも外へ連れて行くと外に出たがるようになりストレスが溜まってしまいます。

外には危険がいっぱい

猫を外に連れ出すとなると、猫にとっては外は危険がたくさんあります。

  • 交通事故
  • ダニやノミ
  • 蚊(フィラリア)

飼い主が一緒にいるからといっても、ノミやダニはどうしようもないですからね…。

そして猫は犬と違い自由気ままな動物です。

散歩時に必ずしも犬のように真っすぐ歩いてくれるわけではありません。

木に登ったり、草むらの中に入ったり、虫を見つけたり、寄り道ばかりするので散歩には向いていません。

どうしても散歩させたい場合には、小さいうちから習慣にして抱っこしながらの散歩で少しずつ慣れさせましょう。

毎日の習慣にしなければいけない

一回散歩の習慣をつけてしまうと、決まった時間に散歩の催促をするようになります。

どんな状況であっても、決まった時間に散歩に行けるようにしないと外に出れないことで猫のストレスが溜まってしまいます。

基本的に猫は寝るか自分の縄張りをパトロールして1日を過ごすので、縄張りになったところを毎日散歩してあげる必要があります。

個人的には外に出さずに家の中だけを縄張りにして、家の中を自由に動き回れるほうが猫にとっても幸せなのではないかな?と思います。

ベランダでも脱走に注意!

少しでも外の世界を楽しんでもらおうとベランダに常に猫が出れる状態にしておくのはあまりよくありません。

ベランダからそのまま脱走してしまう子もいますし、高層階だと手すりから誤って落ちてしまうこともあります。

ベランダに出す場合には、ハーネスを付けたり、ベランダから外に出られないような工夫をしましょう。

少しでも外に行ける場所を作ってしまうと、外に興味のある子はすぐに脱走してしまうので注意が必要です。

私の家ではベランダから外に逃げ出してしまうという最悪のパターンを想定して、一切ベランダには出さないようにしています。

一回ハムちゃんが外へ脱走したかも?と大騒ぎをした事件がありました。

このときはベランダから逃げ出した?!と思っていたので、良かったら参考程度に読んでみて下さい。

外に興味を持っている猫ちゃんは脱走したがるので、飼い主が外に出る時は注意しましょう!

一回外に出ると脱走しやすくなる

私は散歩しようと思って外に出したわけではないのですが、洗濯物を干すときに網戸をちょっと開けた時を狙って猫がベランダへ飛び出した事があります。

私が洗濯物を干す場所は3階なので、逃げるところもなく簡単に捕まえる事が出来ましたが、この「ちょっとベランダに出た」だけで、次からは外に出る機会を伺って少しでもベランダが開くと外に脱走しようとするようになりました。

ベランダから落ちたら怖いので、ベランダに出る=悪いこと、と躾をしてベランダに出さないようにしました。

でも、やっぱり外に出たくなって少しの隙を見つけてベランダに出てしまったときに、悪いことをしているという自覚があるのか申し訳無さそうに「にゃーにゃー」鳴いてゆーっくりベランダの隅っこを歩いていました。

さすがにもう今はベランダに出ることはなくなりましたが、実際に私が体験して思ったのが一回外に出してしまうと脱走の可能性が上がるということです。

本当に室内飼いなら全く外に出さないほうが良いです。

外に興味のない猫ちゃんなら良いのですが、外に興味のある猫ちゃんだと外に出る機会を待っています。

窓から外を見て「にゃーにゃー」言ってることもありますがこれは「外に出たい!」と思ってるわけではなく、実際は自分の縄張りに敵が外から入ってこないように監視をしているだけなので心配しなくても全然大丈夫です。

猫は自分の縄張りをパトロール出来ればそれで満足する生き物なので、行動範囲が狭くても問題はありません。

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実際に散歩している猫を見た感想

私は実際にリードを付けて散歩している猫を見たことがあります。

でも猫を見ていると周りの人の多さにビクビクして固まってしまって飼い主さんに引きずられてたので、散歩とは呼べないような光景でした。

私が猫を散歩しているところを見た時は結構人通りが多いところだったので、猫の横に人が通る度にビクビクして足も突っ張っちゃって全く歩けないような状態になってました…。

それでも飼い主は歩かせようとしているのか、猫を引っ張って引きずりながらの散歩?をしていました。見てられないくらい可哀想でした。

実際に人にビクビクしない猫だとしても、犬とは違って猫は自由に好きなところへ行くので、リードを付けていたとしても普通に真っ直ぐ散歩は出来ないことのほうが多く大変だと聞きます。

外には他の野良猫もいるし、犬もいるし、車も走ってるし…普段ずっと家にいる猫にとってパニックをおこす原因が外にはたくさんあります。

なので完全室内飼いの猫を散歩に連れて行く必要は全くないと思います。

ハーネスは震災のときに役に立つ

うちのにゃんこ達は散歩はしないのでハーネスやリードはいらないと思っていたのですが、震災などのいざというときのためにハーネスとリードは役に立つので持っておいたほうが良いです。

猫が震災などでパニックになってしまったら、どこに行くかわかったものじゃないのでそのときのためにハーネスとリードを付ける練習はしておきましょう。

猫は身体に何かを付ける(巻かれる)のが苦手なので、ハーネスに慣れるのには時間がかかりそうですが逃げ出してしまったら大変なので、もしものためにハーネスとリード、迷子札を買っておくと安心です。

いきなり着けるとびっくりして暴れてしまうので、サッと付けれるように普段からハーネスを着ける練習をしておくといざというときに問題なく着けることが出来るようになります。

家の中で飼っている猫ちゃんの散歩や脱走について参考になれば嬉しいです。