里親募集で成猫から飼うのは難しい?…落ち着きがあり時間をかければ懐きます

成猫

里親募集されているのは子猫が多いですが、実は里親募集されている中には成猫も結構います。

今回は里親募集で成猫を引き取るメリット・デメリットを書いていきます。

里親募集で成猫を引き取ろうか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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成猫は慣れないというのは本当?

成猫は子猫と違い、もう性格が固定しているため慣れるのには時間がかかるのは事実です。

ずっと野良猫として生活してきた猫ちゃんはかなり警戒心が強く、人に心を開くまでには時間がかかるので飼い主側も根気が必要になります。

ですが成猫だからといってずっと慣れない、ということはありません。

時間はかかっても愛情を持って接していればいつかは猫なりに愛情を示してくれるようになります。

成猫の里親募集をどこで探すのかにもよりますが、実際に見て触れることが出来る譲渡会や保護猫カフェなどなら触れ合った際に性格も見えてくるので安心です。

特に成猫で里親募集をしている子は、家庭の事情で手放さざるをえなくなった飼い猫だった子もたくさんいます。

成猫でも意外と人馴れをしている猫ちゃんは多いです。

里親募集で成猫を飼おうと思っている場合には実際に見て触れてみることが大切です。

成猫から飼うメリット

成猫から飼うメリットを書いていきます。

成猫とは言っても、猫は1歳から成猫なので1歳くらいの猫を引き取ると年齢や一緒に過ごす時間という意味では子猫とそう変わらないです。

ただ1歳だと性格は決まっているので、気難しい猫ちゃんになると慣れるまで時間がかかります。

性格が固定されている

1歳にもなるともう猫ちゃんの性格は決まっています。

なので実際に里親募集で猫ちゃんを見た後にトライアル期間でお試しをした際にも性格が固定しているので何となく今後の生活もわかりやすいのではないかなと思います。

子猫だとどんなイタズラをしてくれるかわかったもんじゃないですし、実際我が家でも電気コードをかじったり狭い隙間に入り込んでしまったり色々対策をしたりとバタバタしていました(笑)

成猫(5歳~)になるとある程度落ち着きもありイタズラもされづらいです。(もちろん個体差はありますが…)

ワクチンや避妊去勢手術が終わっている

子猫から飼うとなると、初期費用が結構かかります。

1歳までに予防接種(初回は2回)と避妊去勢手術、ウイルス検査をしなくてはいけません。

ですが、里親募集されている成猫はほとんどの猫ちゃんが予防接種や手術はしてあるので初期費用がかかりません。

これらは譲渡してもらう際にワクチンや手術など、これまでにしてきた記録をしっかり聞いておきましょう。

もちろんその後の年1回の予防接種は必須になりますが、最初にかかってくるお金を減らすことが出来ます。

里親募集で引き取る際に譲渡費用がかかってくることもありますが、子猫の初期費用に比べると安いところが多いです。

猫用品を揃えればいいだけなのでそういう部分では楽です。

お留守番をしやすい

子猫のうちはイタズラが多いのでお留守番も不安になってしまいます。

実際我が家で飼っているハムちゃんとマロちゃんはイタズラが多かったのでお留守番の際はケージに入れていました。

ですが成猫になると1日寝ていることが多く、静かな場所を好む猫ちゃんが多いのでお留守番も安心してさせることが出来ます。

ハムちゃんとマロちゃんは今現在5歳ですが、日中は寝ていることが多いので安心してお留守番させられます。

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成猫から飼うデメリット

続いて成猫から飼うデメリットです。

元々野良猫で成猫から引き取った場合にはかなりのデメリットが出ます。

慣れるのに時間がかかる

猫は新しい場所や新しい人に対して強い警戒心を持ちます。

特に成猫はその期間が長く、慣れるまでには時間がかかります。

人馴れしている猫ならすんなり慣れてくれる猫ちゃんもいますが、野良猫を経験していたり人馴れしていない猫ちゃんだとずっと警戒心を持ち続けることもあります。

警戒心が強い猫ちゃんだと、心を開いてくれた時に気が付きにくいのでこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

特に「ゆっくり瞬きをする」というのは気が付きにくいので、猫ちゃんの愛情表現を知っておくと実際にやってくれたときに感動しますよ!

人馴れをしている猫ちゃんを飼いたい場合には里親募集で元飼い猫の猫ちゃんを探してみましょう。

子猫時代が見れない

我が家で飼っているハムちゃんとマロちゃんは生後1ヶ月のときに拾った猫なので、今までの成長をずっと見てこれたので目の色や体の大きさなど、色々な成長の変化を見てきました。

後から里親募集で引き取ったミコちゃんは生後5ヶ月だったのでほぼ成猫みたいなものなので子猫時代を知りません。

やっぱりずっと一緒に生活をしていると、ミコちゃんの子猫時代はどんな顔をしていたのかなぁとふと思うときがあります。

成猫を飼うデメリットは子猫時代を見れないというところですね…。

赤ちゃん→成猫になるまで色々と変化があるのでそれを見れないのは少し寂しいです。

外慣れをしている猫は脱出の可能性もある

引き取った猫ちゃんが元々外で飼われていたり、野良猫だった場合、外に出たがるので脱出の可能性が高くなります。

窓を開けた瞬間に飛び出てしまうとか、すごい子になると自分で窓を開けて外にでる猫ちゃんもいるそうです。

外で飼われていた猫ちゃんを引き取る場合には脱出対策を徹底して行う必要があります。

成猫は年齢がわからないことが多い

成猫を引き取る場合、年齢が不明がことが多いです。

動物病院へ行った際や里親募集などで大体の年齢は伝えられるかと思いますが、確実な年齢がわからないことがあるということは把握しておきましょう。

成猫を迎え入れるための準備

里親募集や譲渡会などでどんなに人懐っこい猫ちゃんでも、新しい場所に来ると緊張して威嚇をしたり隅に隠れてしまいます。

でもこれはどの猫もやることなので、猫ちゃんは自分なりの安心できる場所を探すので基本的には放置しましょう!

猫が家に来た瞬間からいきなり過度に構ってしまうと逆に嫌われてしまう可能性もあるので、徐々に慣れてもらうことが大切です。

猫用品の準備に関してはこちらをチェックしてみてください。

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まとめ

成猫は「性格が固定されているから」「慣れるのに時間がかかるから」という理由で里親募集では引き取る方が少ないです。

でも実際には成猫とは言っても1歳2歳だったらそこまで子猫と変わらないし、成猫は性格が確定されているからこそ好みの猫ちゃんを探しやすいです。

大人しい性格、落ち着いた猫が欲しいと思っている場合には成猫が1番合っています。

子猫はやんちゃですし、運動量もパワフルです(笑)

寿命に関してはその子の運なので子猫を引き取っても早くに亡くなってしまう子もいれば、成猫を引き取って長生きする子もいるので何とも言えません。

一緒に猫と生活をしていく上で、自分に合った好みの猫ちゃんを探してみてくださいね。

成猫も癒やし効果は半端ないですよ…!!!