野良猫を拾ったり保護をした際に気をつけなければいけないことは知っていますか?
実は野良猫を保護をしたときや、その後に先住猫との多頭飼いを決めたときにはいくつか注意点があります。
今回は野良猫を拾った際にやるべきことと、飼うと決めた時に先住猫がいる場合に気をつけることを書いていきます。
外で育ってきた猫ちゃんは警戒心が強く病気を持っている可能性が非常に高いので、野良猫を飼おうと思っている方の参考になればうれしいです。
スポンサードリンク
も・く・じ♡
野良猫を拾ったらやること
野良猫を拾ったときや保護をした際に、まずやらなければいけないことを書いていきます。
野良猫は病気やケガをしていて見た目がひどい状態で保護することも多いので、先住猫がいる場合は特に気をつける必要があります。
猫同士で感染する病気もあるので、すぐに先住猫と対面させるのはやめましょう。
まずは動物病院へ!
野良猫を保護した場合、外で生活してきた猫ちゃんだとどんな病気を持っているのかわからないのでまずは動物病院へ連れていきましょう。
見た目が綺麗でも寄生虫や猫風邪などに感染している場合があります。
健康状態をチェックしてもらい、病気に感染しているか(猫エイズや猫風邪、ノミ、寄生虫など)の検査もしてもらいましょう。
里親募集をするにも、飼うとしても、病気に感染しているかどうか把握しておくことは大切です。
猫から人へ感染る病気はほぼないですが、猫から猫へ感染る病気はたくさんあるので先住猫がいる場合は動物病院で先に検査しておかないと大変です。
拾ってからそのまま家に連れて帰ってしまうと、家の中でノミなどが繁殖してしまうこともあります。
野良猫を拾った際には病気のウイルスが手に付いてしまう可能性もあるので、触った後は必ず手を洗うようにしましょう。
猫を飼った経験がない場合でも動物病院では野良猫の対応に慣れており獣医さんに色々教えてもらうことが出来るので安心です。
猫を飼えない場合でも里親募集を手伝ってくれる動物病院は多いので、相談してみましょう。
動物病院での検査項目と料金
野良猫を拾って動物病院へ連れて行った場合、いくつかの病気検査をします。
子猫成猫関係なく、野良猫の場合は先に動物病院で病気の検査が必要です。
病院での細かい検査項目や予防接種、その料金について書いていきます。
- 目に見える寄生虫の検査(ノミやマダニなど)
- 腸内寄生虫の検査(糞便検査)
- 猫エイズ、白血病検査(血液検査)
- ワクチン接種
- 避妊、去勢手術(生後6ヶ月以上の場合)
予防接種や避妊去勢手術は、飼うと決めた時点で必ず受けさせましょう。
ノミやマダニなどの目に見える寄生虫の場合は獣医さんに診てもらうことで発見することが出来ますが、腸内寄生虫の場合は目に見えないので糞を持っていき検査してもらう必要があります。
糞便検査は平均で1000円前後なので必ず検査をして、寄生虫がいれば早めに駆虫しましょう。
猫エイズ検査に関しては少し値段が高めです。
血液検査で大体30分前後で結果は出ますが、猫エイズ検査は5000~8000円くらいします。
猫エイズは猫同士で感染してしまう危険があるため、最初に検査をして猫エイズキャリアかどうかを知っておきましょう。
初診料も含め病気の検査を色々した場合、野良猫を初めて動物病院へ連れて行く際の料金は大体15000円前後となります。
動物病院の検査内容によって値段はかなり変わってくるので、心配な場合は動物病院に行く前に電話で聞いてみると確実です。
スポンサードリンク野良猫を飼うときに知っておきたいこと
我が家のハムとマロのように生後1ヶ月前後の赤ちゃんの状態で拾った場合には、すぐに人に慣れるので問題はありませんが、ある程度大きい野良猫ちゃんを飼うとなったときに知っておきたいことを書いておきます。
人に慣れていない猫ちゃんの場合は、人に慣れさせるところからスタートなので長く付き合っていく必要があります。
野良猫は人に慣れるのに時間がかかる
外で育ってきた野良猫ちゃんは警戒心が非常に強いです。
外にいた時間が長ければ長いほど人間への警戒心は非常に強いので、最初はケージを用意したほうが猫も人間も安心です。
ケージの中で安心できる場所を作ってあげて、時間をかけて人間に慣れてもらいましょう。
警戒をしている状態で懐いてもらおうと、無理に抱っこしたり撫でたりしてしまうと逆に怖がってしまうので注意です!
警戒心が強い野良猫を飼う場合はケージの中でご飯とお水の交換以外の時間は基本放置して、猫ちゃんが擦り寄ってくるまで待ってあげましょう。
まずは猫ちゃんが家の中に慣れる必要があります。
野良猫が懐くのにはかなりの時間がかかるので、飼い主の根気が必要ですよ。
でも一度心を開いてくれればすごく懐いてくれるようになるので、それまで頑張りましょう!
お風呂は無理にいれない
猫が汚いと無理にでもお風呂に入れたくなりますが、猫にとってお風呂は結構な負担となるので無理にいれるのは危険です。
特に1歳にもなっていない猫ちゃんは体力が少ないので、体温がすぐに低くなってしまいます。
どうしても汚くてお風呂に入れたい場合はまず動物病院で獣医さんに相談してみましょう。
先住猫とは隔離!
先住猫がいる場合は、すぐに対面させずに別々の部屋で隔離しましょう。
野良猫の場合はどんな病気を持っているのかわからないですし、野良猫は外で喧嘩してきた経験もあるため家の中で暴れてしまう危険もあります。
動物病院で獣医さんにOKをもらうまでは隔離しておいたほうが安心です。
病気がないことがわかってから徐々に対面させていきましょう。
我が家でも先住猫(ハムとマロ)がいる状態で、元々野良猫だったミコちゃんを動物病院の里親募集で引き取った経験があります。
ミコちゃんは元々動物病院で病気などの検査はしてあったので、病気の心配はありませんでした。
先住猫との対面は飼い主の方がドキドキしてしまいますね…。
ミコちゃんが家に来た当時の記事です。参考にしてみて下さい。
野良猫は病気を持っていることが多い
基本的に外で生活をしてきた野良猫は、何かしら病気に感染していることが多いです。
野良猫を飼いたいと思っている方や保護をした場合には、病気を持っている可能性が非常に高いということを頭に入れておきましょう。
動物病院の里親募集で引き取った元々野良のミコちゃんでさえも、後々回虫(寄生虫)が嘔吐物と一緒に出てきました(笑)
ミコちゃんを引き取った時点では動物病院で駆虫済みではあったのですが、駆虫しきれてなかったみたいです…。
野良猫の中には人懐っこくスリスリしてくる猫ちゃんもいますが、どんな病気が感染しているかわかりません。
見た目だけでは判断出来ないので、保護をした場合にはまずは動物病院へ連れていきましょう。
野良猫は外の厳しい世界で生活をしてきているので人間に慣れるまでには時間がかかるので根気が必要ですが、慣れてくれるとデレデレに甘えてきてくれるようになりますよ。
野良猫を保護する際の参考になれば嬉しいです。