猫の目やにが茶色な理由は?病気に繋がる症例と綺麗に取る方法まとめ

猫の体の中で病気を疑う症状の中に「目やに」があります。

犬は目やにが出やすいイメージがありますが、猫に目やにが出ているのはあまり見たことがないかと思います。

私は猫3匹飼っていますが、その中の1匹が目やにが出やすい体質だったのでそれについて書いておこうと思います。

猫も意外と目やにって出るんですよ…!

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目やにとは?

猫ちゃんは大きな瞳で目の周りにはあまりゴミや目やになどをつけていない印象が強いかと思います。

私も最初の猫2匹を飼ったときは、最初に少し目やには出てたものの動物病院で目薬を処方してもらってからは綺麗さっぱり治ってしまったので今まで「目やに」とはほぼ無縁でした。

ですが、3匹目に家に来たミコちゃんは目やにがつきやすい体質みたいで、気が付くと目の内側に目やにがついていることが多いです。

猫に目やにが付く、付かない、は病気の可能性もありますが体、質で付きやすい子もいるので、勘違いしてしまう飼い主さんも多いです。

正常な目やにか、病気の目やにかは「色」や「状態」などで判断することが多いです。

次は正常な目やにについて説明をしていきたいと思います。

正常な目やに

正常な目やには、うちのミコちゃんを例に出して説明したいと思います。

ミコ

ミコちゃんは体の色的にも、よく見ないと目やにを確認することが出来ません。

白色とか三毛猫とかになると目やにがついているのは比較的わかりやすいのではないかなと思います。

基本的に猫の正常な目やには小さくカサカサしています。

少し湿ったりしていることもありますが、正常な場合は目やには小さく、目が開けられなくなることはありません。

猫はグルーミングをするのが習慣になっているので、自分で顔を洗って目やにを取ってしまうことが多いですが、放置しているとどんどん目やにが固まって大きくなり、取れにくくなることもあるので注意です。

色は黒っぽい茶色

正常な目やには、黒に近い茶色です。

ミコ

これが正常な目やにです。

茶色っぽい目やには、新陳代謝によって出てきている目やになので問題ありません。

猫は目やにが出ないものだと思っていたので、ミコちゃんの目に目やにが付いているときは病気かと思って焦りました…。

目やにが出る体質の猫ちゃんは結構頻繁に出るので、こまめに拭きとってあげることが大切ですよ!

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病気の疑いがある目やに

病気の疑いがある目やには、比較的わかりやすいかと思います。

  • 白色や黄色の目やに
  • ジュクジュクしている
  • 片目だけに目やにがある
  • 涙が出ている
  • 目を閉じようとしている

これらの症状が見られる場合は病気の疑いがある目やにです。ぱっと見でも分かりやすい症状が多いです。

そしてこれらの症状がある病気について少し書いておきます。

結膜炎

結膜炎は結膜に炎症が起こっている状態です。

外で拾った猫ちゃんによく見られる病気で、動物病院に行けば点眼剤や抗生物質を処方してもらえます。

結膜炎は私も飼っている猫が経験しており、マロちゃんを拾ったときに軽い結膜炎だったので治療をした経験があります。

猫の結膜炎は、外傷によるものと猫風邪やクラミジア細菌などの感染症によるものがあります。

感染症になると、他の猫に感染る危険性があるので多頭飼いの方は気をつけましょう。

家の中で飼っている猫ちゃんも、飼い主が外へ行き他の猫と触れ合ったりすると服などにウイルスがくっついて家の中へ持ち帰ってしまうことがあります。

原因が何かは見た目だけではわからないので、目やにの異常が見られたら早めに動物病院で受診しましょう。

アレルギー

目やにが出る原因としてアレルギーも存在します。

人間にアレルギーがあるように猫ちゃんにもアレルギーが出ることもあり、今時は花粉症になってしまう猫ちゃんもいるそうです。

うちのマロちゃんがその傾向にあるんですけど…笑

花粉症などのアレルギーの場合、人間と同じように鼻水が出たりくしゃみをしたり、サラサラとした涙を流します。

猫風邪と症状が似ているので判断するのが難しいかもしれませんが、動物病院へ行き原因をハッキリさせることが大切です。

猫の目やにの取り方

猫の目やにの取り方を紹介します。

目やには放置すると、どんどん固まって大きくなってしまって取るのが難しくなってしまいます。

そうならないためにも、少しでも目やにを確認できたら飼い主さんが拭きとってあげることが大切ですよ。

猫がリラックスをしている時にやろう

猫はとても警戒心が強い動物です。

猫が元気に走り回っている時間に目やにを取ろうと思ってもまず無理です…。

なので、眠くてウトウトしている時やリラックスをしている状態のときにさり気なく近づいて目やにをとってあげましょう。

目やに取りに必要なものはこちら。

  • ガーゼ又はコットン
  • ペット用ウェットティッシュ
  • お湯

ペット用のウェットティッシュがあればそれを使うのが一番です。

人間用のウェットティッシュはアルコールが入っており、猫の目に入って染みる可能性があるのでペット用を使いましょう。

ガーゼや化粧をするときのコットンを使う場合は、お湯で湿らせてからゆっくり拭いてあげると猫もリラックスした状態で嫌がることなく綺麗にすることが出来ます。

大きな目やにの塊がある場合は、一気に取ろうとするのではなく、少しずつお湯でふやかしながら目やにを取ってあげましょう。

普通のティッシュを使うと、目の内側や眼球に傷がついてしまう可能性もあるので少しでも肌に優しいコットンなどをお湯で湿らせてから使用することが大切です。

無理やり目やにを取るのはダメ

大きな塊を無理やり一気に取ってしまうと、目の内側の毛も一緒に抜けてしまい、皮膚にも傷がつく可能性があるので注意しましょう!

そして無理やり目やにを取ってしまうと猫に恐怖心を植え付けてしまい、ガーゼやコットンを見ただけでも逃げ出すようになってしまう可能性があります。

目やに取りは怖いものじゃない、と猫に思わせることが大切なので、嫌がる場合は少し休憩を挟んだりして工夫をすると良いでしょう。

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目やにがひどい場合には病院へ

あまりにも目やにがひどく、飼い主さんだけではどうすることも出来ない場合は早めに病院へ行って獣医さんに取ってもらいましょう。

目やにが大きいと目を傷つけてしまうこともあるので、動物病院の先生に任せるのが一番かと思います。

正常な目やにではなく、病気の可能性がある目やにが出ている場合も、早めに動物病院へ行き受診しましょう。

「何かおかしいな?」と思ったらまず動物病院へ行き、相談してみるのが一番です。

目やにの症状で病気に気づく飼い主さんもたくさんいるので、普段からコミュニケーションを取り、なるべく早く異変に気がついてあげたいですね。