猫を飼っていると可愛くて癒やされますよね。ですが生き物なので、可愛いだけではなく大変なこともあります。
大変なことは上げてしまえばキリがないですが、その中の一つに「病気にかかってしまったとき」が上げられます。
病気にかかって薬を処方してもらった際に「猫に薬を飲ませる」ということは大変な作業の一つです。
今回はマロちゃんが粉薬をもらってきたので、猫に粉薬を飲ませる方法を書きたいと思います。
動物は我慢して飲む、ということが出来ないのでとにかく無理やりでも飲ませないといけません…これがまた大変なんです…。
初めて猫ちゃんが粉薬をもらってきたときや、粉薬の飲ませ方で悩んでいる人に参考になれば嬉しいです。
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も・く・じ♡
猫の飲み薬の種類
猫が動物病院でもらってくる飲み薬の種類を軽く紹介します。
- 粉薬
- 錠剤
- 液剤
大体はこの3種類です。
この中でも一番よく処方される薬は粉薬か錠剤だと思います。
うちの猫は動物病院へ行くとと粉剤を処方されることが多いので、今回は粉剤の飲ませ方を紹介します。
猫の粉薬の飲ませ方
人間なら我慢して飲むことが出来るので楽なのですが、猫だと薬なんてわからないのでどうにかして上手く口の中に入れてあげなければいけません…。
大人しい猫ちゃんなら意外と簡単に出来そうなものですが、そうでもありません。
押さえつけて口の中に入れようとすると大暴れしたりするので、薬をあげるのはちょっとした工夫が必要です。
猫の粉薬の飲ませ方で困っている方や、これから猫を飼おうと思っている方は参考にしてみてください。
スポイトやシリンジを使う
粉薬を水に溶かして飲ませる方法です。一般的によく聞く方法ではないでしょうか。
私は動物病院へ行った際に、先端が丸い注射器(シリンジ)をもらいました。
こんな感じの猫に合わせた小さめの注射器です。
先端は丸くなっています。
スポイトや注射器の使い方は、猫を固定して、水に溶かした薬を猫の犬歯の後ろ辺りから注射器を使って口の中に流し入れます。
この時に注意しなければいけないのは、よく見る針で刺す注射のように注射器を持たないようにしましょう。
力の加減がしにくいので、大量に猫の口の中へ薬が流れ込んでしまう可能性があります。
こちらが正しい持ち方です。
動画を見るとシリンジやスポイトを使った薬のあげ方を見てみると分かりやすいとは思いますが、動画で薬を飲んでいる猫は大抵すごく大人しくて良い子ばっかりです…。
参考動画です…が、まずこんな大人しく飲みません。家の猫でやってみると全力で暴れて逃げます(笑)
うちの猫マロちゃんも、猫の中ではかなり大人しい部類に入ると思うんですが薬のときは全力で抵抗して逃げます。
特に、シリンジで薬を流し入れるときなんか手に負えないくらい暴れるので、元気な猫ちゃんはスポイトやシリンジを使って薬を飲ませるのはまず無理だと思ったほうが良いです…。
私は猫を飼うまでは、注射器で薬をあげるのが当たり前だと思っていたのでここまで難しいとは思ってなかったです。
よっぽど慣れている人でないと、スポイトやシリンジで薬をあげるのは難しいので、この方法は正直おすすめはしません。
指につけて頬の内側に塗る
これは比較的楽な方法かと思います。
少量のウェットフードか水と薬を混ぜて、指ですくい、猫の口を開けさせてから頬の内側か上顎に擦り付ける感じでいれます。
あまり大きな塊にしてしまうと、薬に気づいた猫ちゃんが吐き出すこともあるので、少量でサッと手短に終わらせることがポイントです。
うちの猫のハムちゃんは、匂いに敏感で色々な方法を試してみても薬を断固拒否していたのですが、この内側に擦り付ける方法にしてからは何とか飲み込んでくれていました。
猫の口を開けさせる必要がありますが、注射器の方法に比べると短時間で終わることが出来るので楽かと思います。
ウェットフードに混ぜる
粉薬の飲ませ方の中で一番楽な方法です。ウェットフードに薬を混ぜて一緒に食べさせてしまう方法です。
こちらの方法は、ハムちゃんにはダメでしたがマロちゃんには効果的でした。
私の家では粉薬を貰った際には、基本的にはウェットフードに混ぜて与えています。
ウェットフードと粉薬をサンドにして与える方法と、全部混ぜて与える方法がありますが、個人的にはサンドにした与えたほうが匂いも隠せるのでおすすめかなーと思います。
一番警戒心が強いハムちゃんは、ウェットフードと薬を全部混ぜて与えた際に匂いでバレて全く食べなかったことがあるので「ウェットフード、薬、ウェットフード」という感じで挟んでしまえばウェットフードの臭いが強いので薬の臭いに気付かずに食べてくれました。
臭いに敏感な子は本当に気がつくのが早いので、なんとか誤魔化して与えなければいけません…。
スポンサードリンク薬を吐き出す猫もいる
頭が良い猫ちゃんになると、口の中に入った薬をペッと吐き出します。
口に入れてしまえばこっちのもんだ、と今までは思ってたので、初めてハムちゃんに薬を吐き出された時のショックは異常でした(笑)
本当に人間みたいにペッと吐き出すので、しっかりと飲み込むまで観察しておくことが大切です。
どうしても薬を飲ませることが出来ない場合は動物病院で相談しましょう。
薬の投与は、猫にとってかなりのストレスになってしまうので、ストレスで体調を崩してしまわないためにも、毎回無理やり与える方法ではなく、少しでも猫に負担が少ない投与方法で粉薬を飲ませる必要があります。
与えやすい方法を見つけよう
初めて粉薬を処方してもらったときは、与えることができるかどうか不安ばかりでしたが試行錯誤してなんとかあげやすい方法を見つけることが出来ました。
私は今まで家で飼っている猫2匹に粉薬を飲ませたことがありますが、猫によって薬の与えやすい方法が変わってくるので、その辺も色々試してみる必要があります。
猫に薬を飲ませるのは、暴れん坊な猫ちゃんだと獣医さんでも困難なことがあるので、飼い主さんが与えるのには良い方法を見つけることとコツが大切です。
個人的には、無理やり感が全く無いウェットフードに混ぜてあげるのが一番上げやすい方法じゃないかなと思います。薬に気がついたら食べないこともありますが…(笑)
薬を飲む、という嫌なことをした後は、たっぷり遊んであげたり美味しいオヤツやフードをあげることで「薬を飲む=嫌」という気持ちが少しは薄くなる…はずです。たぶん…。
どうしても薬の投与が難しい場合は、動物病院で飲ませてもらうという手もありますが通うのも大変だし、その移動時間で猫ちゃんがストレスを貯めてしまうことになります。
少しでも猫にストレスがたまらない方法で、粉薬を与えやすい方法を見つけてみてくださいね!