うちの猫、ハムちゃんです。
最近、ハムちゃんが過度なグルーミング(自分の身体を舐める)や突然走り回ったりと変な行動をするようになりました。
最初は1人で荒ぶってるんだな~と気にもしなかったのですが、頻繁にやるようになったので気になって調べてみたら「知覚過敏症」というものを見つけました。
今回は猫の知覚過敏症について書いておこうと思います。
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も・く・じ♡
猫の知覚過敏症とは
知覚過敏と聞くと、冷たいものを食べると染みる歯の病気を思い浮かべる人が多いと思いますが猫の「知覚過敏症」は全く違います。
猫の知覚過敏症(Feline Hyperesthesia Syndrome)は、異常な行動をするようになり落ち着きが無い状態です。
ひどい状態の猫ちゃんになると、常に背中が波打っており、過度なグルーミングをしすぎてハゲてしまったり傷が出来てしまったりするそうです。
人に攻撃的になったり、狭く暗い場所に隠れてしまう猫ちゃんもいます。
うちのハムちゃんはそこまでひどい状態ではなく定期的に背中が波打ち、激しくグルーミングをしだして走り回っています。
症状が気づきにくいので、1匹だけだとわからなかったかもしれません。うちにはあと2匹いるので、他の猫と比べると明らかに「異常行動」になっています。
猫の知覚過敏症の症状
知覚過敏症の症状です。
- 背中がたくさん波打つ
- 急に走りだす
- 過度なグルーミング
- 触るのを嫌がる
- 過度に尻尾を振る
- 瞳孔が開く
- 一点を見つめる
- 攻撃的になる
上記の症状が突然出ます。
何の前触れもなくいきなり走り回ったり背中がゾワゾワしてたりするので、最初はノミやダニなどの虫も疑いましたが知覚過敏症の猫の動画を見てみると完全一致していました。
これが知覚過敏症の猫ちゃんです。うちの猫もずっとではないですが、こんな感じでゾワゾワしてから一点を見つめて激しくグルーミングをします。
そして普段は温厚なハムちゃんですが、ゾワゾワしているときはマロちゃんに攻撃的になります。
普段はマロちゃんとじゃれあっていても手加減はちゃんとしています。
最近、ハムちゃんがマロちゃんの上に乗って噛み付いてマロが叫んでいるので「おかしいな…」と思うようになりました。
猫の知覚過敏症の原因
猫の知覚過敏症の原因は不明と言われています。
神経疾患や皮膚病、脳の異常で異常行動を起こすことはあるそうですが、大体は検査をしても異常がなく原因を突き止めることが出来ずにいるそうです。
ストレスで知覚過敏症になることもあり、そういう場合はその原因をなくすことが大切ですが原因を突き止めること自体が難しいので、知覚過敏症と診断された場合には精神安定剤などを処方してもらうことがあります。
実際にうちの猫も病院に連れて行き知覚過敏症かどうかを見てもらったのですが、病院で異常行動をするはずもなく、症状が軽いというのと元々ビビリな性格の猫なのでとりあえずは様子見、ということになりました。
知覚過敏症を疑う猫ちゃんは、異常行動をしているときに動画を撮って獣医さんに見せると伝わりやすいので良いと思います。
スポンサードリンク知覚過敏症の治療
知覚過敏症の治療は、ストレスの場合は環境改善と抗うつ剤などの薬物治療を行うそうです。
あまりにも症状がひどくなっている場合、猫が攻撃的になって飼い主が猫に触れないくらいに威嚇したり走り回ったりするときに使います。
ですが、あまり薬を使わずに治療をしていきたいものですね…。
うちの猫は、症状が軽く(1日に1、2回で5~10分くらい?)ご飯もトイレも普通に出来ているので様子見をしています。
背中がビクついたり走り回ったりする時間が増えたり、攻撃的になってきたら早めに病院へ行こうと思っています。
異常行動に気づいたら早めに病院へ
知覚過敏症の症状は気づきにくいものだと思います。
私もハムちゃんが1人で走り回っているのをみて「スイッチが入ったね~」なんて言って全く気づきませんでした。
1日に何回もやっているのを見て、動きがおかしいと気づいたので何回もやっている場合は異常なので早めに病院へ行きましょう。
ひどい症状になると、普段温厚な猫ちゃんでも飼い主に対して威嚇をしたり攻撃的になったりします。さらに、何かに怯えて落ち着きがなくなり食欲もなくなることもあるそうです。
ただ、この知覚過敏症という病気はネットで検索をしても「完治」という言葉が見つかりませんでした。
同じ症状の猫ちゃんを飼っているブログなどを色々漁って見ていたのですが、症状が落ち着いてもまたふとした時に出てくると書いてありました。
マロちゃんのウールサッキングと一緒で、悪化をしてしまっても治すことが難しいので上手く付き合っていくしかないのかな、と思います。
症状を悪化させないように、とりあえずはハムちゃんにストレスをなるべく与えないように生活をしていきます。
これ以上症状がひどくならないことを願ってますが、また症状がひどくなったりするようであれば追記で書いていきたいと思っています。